評価

Facebookじゃなくてこっちしか書けない話題がありました(笑)。


現在のマネジャー代理から「君がこの組織に残る意思があるならば、雇用継続に向けたアクションを取りますよ。すべては君次第だ。」と言われた。現在の組織や所属部署の苦しい台所事情を鑑みれば、大変ありがたい話である。


今回、帰国する決断をしたわけだが、悔しいことや歯がゆいことも多かったこの2年間の経験を経て、Environmental Specialistとしてこの組織に多少なりと貢献できたという自信のようなものが欲しかった私にとっては、本当に嬉しく、ありがたい話だった。とはいえ、組織からの評価と、開発途上国の環境問題にどれだけ寄与できたかはまた別の問題なのだけれど。


また、日を同じくして、どうもあまり噛み合わないと思っていた同僚から、高い評価のフィードバックをもらった。これに関して2つ思ったこと。


一つは、同僚や、特に部下へのこまめなフィードバックが与える効能を常に忘れないようにしたいということ。そんな定性的なフィードバックに大して根拠がないことは分かっていても、人間なんて単純なもので、純粋に嬉しいし、モチベーションも上がる(特に自信がない状態の人ほど)。それが上司からならなおさらだ。おもしろいことに(or皮肉なことに)、この組織でぺーぺーとして働いたことで、上司やマネジメントに対する末端の者の気持ちを身にしみて感じる機会が得られた。役所でまた部下を持つ立場に戻ったときに、これを逆に当てはめて実践できるようにしたい。


二つ目は、常に評価にさらされる環境が組織のパフォーマンスに与える功罪だ。一例を挙げれば、国際機関のように、契約延長の度に(あるいは契約途中でも)自分の有効性を問われるような厳しさをそのまま導入することは出来ないにしても、評価するのが難しいものを扱っている業界なりに、今よりさらに明確な業績評価の仕組みを役所でも追求するべきだと思う。