リトリート=慰安旅行?

来週は事務所のスタッフ全員がモンバサに出かけて、2泊3日のリトリートがある。


リトリートと言うから、慰安旅行みたいなイメージかと思っていたのだが、丸2日間みっちり打ち合わせするそうな。ケニア有数のリゾート地の高級ホテルに缶詰で打ち合わせって、むしろ周囲とのギャップが対照的で、ちっとも楽しそうじゃないんですけど。


思いのほか至って真面目な出張なわけだが、仕事の話といっても、個々の担当仕事ではなくて、組織全体のあり方(組織のパフォーマンス向上や職員アンケート調査結果を踏まえた改善策の検討、施設のリノベーションなど)を話し合う。


100人近くいる職員全員を地方に閉じ込めて組織運営の話し合いの場を持つ風土に、まず感心。2年に一度、大々的にやる職員のアンケート調査があるのだが(ちょうど私の来る直前に実施された模様)、その結果解析と追加調査の実施、改善策の実施も、部署単位、事務所単位等でボランティアを募り、専門チームを結成して非常に真面目に行っていることにも驚かされた。


日本の組織でも大いに参考にできると思う。地方に行くのはもちろん職員の慰安目的もあるが、都心にいる限り仕事から離れられないからもあるのだろう。最近では当機関でも全体的なコスト削減が求められ、本部では会社の会議室に缶詰にするだけ、というのもあるようだが。


全然自由時間がなさそうなのだが、ホテルのスパくらいは楽しみたいなあ。再来週はまたキスム。