帰り道に怖いもの

仕事が立て込んでいて、今日は珍しく23時帰り。東京じゃ珍しくなかったけど、こっちじゃ金曜夜の23時のオフィスなんて人っ子一人いませーん。


深夜の帰り道に怖いもの。それはカージャックだけではない。野犬だ。ナイロビの町にはたくさん野犬がいて、昼間はあまり姿を見せないが、夜の町を我が物顔でうろうろしている。そして、その凶暴さはのら犬というより野犬というのがふさわしい感じなのだ。いわゆるペットの飼い犬を放しでもしたら、野生の本能を柔化された彼らは、野犬に噛み殺されてしまうらしい。


で、野犬が襲うのはどうも犬だけではないらしい。深夜に細い路地道を走ると、野犬の群れが吠え立てながら追いかけてくるのだ。これはまじで怖い。時速50kmの車に追いつく猛スピードで並走し、吠え声で仲間を集め(てるように感じる)、今にも車体に飛びかかってきそうな勢いなのだ。あまりに接近するので轢きそうなのも怖い。


車に乗っていながらこれほどの恐怖感を与えるとは、ホラー映画も真っ青である。万が一一匹轢いてしまって立ち往生したら、どうなってしまうのだろう。やっぱり早く家に帰りましょうね。